筋トレブームを皮切りに数多くのパーソナルジムがシノギを削っております。
そんな中でどのパーソナルジムを選べばいいのだろう?それぞれのパーソナルジムの違いは?とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本日はパーソナルジムの違いを大きく4つに分けて説明していきます。
是非パーソナルジム選びの参考にされてください。
1.大手パーソナルジム
全国に店舗を持ち、大規模に営業を行っているパーソナルジムです。
この記事を読んでいる皆さんなら、業界シェアNo.1のライザップ、No.2の24/7ワークアウトという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
これらのジムの特徴は、人材育成からトレーニングやカウンセリング、食事指導、システム管理までを徹底してマニュアル化してことです。
たくさんの店舗を出店するためには、たくさんのトレーナーが必要になるので、素人(トレーニングに関する知識や経験が0の状態)からでも一定のレベルのトレーナーを育てることが教育マニュアルを整備する必要があります。
逆に言えば、合理的なマニュアルがなければ短期間で大量に店舗を出店したり、大組織を運営することは不可能ということです。
圧倒的な安定感が魅力
大手パーソナルジムを選ぶメリットは、トレーナーに圧倒的なハズレがないという点です。
合理的なマニュアルに則った人材教育システムが確立しているので、どのトレーナーもトレーニングや接客に関する最低限の知識を身につけています。
また会社として経営基盤が安定しているので、簡単に言うとチョットやソットじゃ潰れません。せっかくトレーナーとの信頼関係を築いたのに急に通えなくなった!というようなトラブルがほとんどないことも意外と重要なポイントです。
高い料金とマニュアル外の対応がネック
デメリットは、マニュアル外の対応が苦手という部分です。大手パーソナルジムは、もちろん実績も豊富ですが、それに比例してたくさんのクレームも聞こえてきます。実際に、某大手パーソナルジムを辞めて私のところに相談に来られた方が何人かいますが、その理由は「自分に合ったトレーニングをしてもらえなかった」という不満でした。(もちろん感じ方に個人差があると思います)
また、名前を知っているようなパーソナルジムは料金が割高になります。
知名度が高い=広告費に予算を割いているということなので、利益を求める会社である以上その広告費もどこかで取り返さなくてはならないので、皆さんが支払う料金に少しずつ上乗せして料金設定を行うことになります。
2.女性専用パーソナルジム
女性専用パーソナルジムとは、その名の通り女性だけが通えるがパーソナルジムです。
女性専用パーソナルジムにも2種類あって、女性だけが入会できるところと女性だけが入会できて且つトレーナーも女性だけのところがあります。
そこを重視して選ばれる方は、必ず確認してみてください。
女性が利用しやすい工夫が凝らされている
女性専用パーソナルジムを選ぶメリットは、なんといっても女性だけのために作られたプログラムが用意されている点でしょう。
また女性に特化したトレーニングマシンや器具であったり、パウダールームや託児所を設置しているところもあります。
同性同士の方が心地よく感じることも多くあるでしょうし、女性ならではの悩みを理解してもらえる点も大きな魅力です。
女性に特化したパーソナルジムだからこその問題
女性にとっては特に大きなデメリットはないと思いますが、強いて言うなら平均的に料金が高めな印象はあります。
設備やサービスが充実していて、安心してトレーニングに励むことができる費用として割り切れるかがポイントになってきます。
また、女性専用なのでトレーニングの負荷も軽めに設定してある場合が多いのでより負荷の大きいトレーニングを行いたい方にはデメリットかもしれません。
また私が担当したお客様の中には、異性のトレーナーのほうがモチベーションが上がるというお客様も少なからずいらっしゃいました。
決して安くない料金を支払うので、きれい事は抜きにして自分のモチベーションがもっとも高まる環境を選びましょう。
3.理学療法士系パーソナルジム
理学療法士系パーソナルジムとは、こちらもその名の通り理学療法士の資格を持ったトレーナーがトレーニングを行ってくれます。ニーズの高まりを背景に近年急速に増えてきた形態です。
「健康のための運動」というニュアンスが強く、肩が上がらない方、ヘルニアを患っている方な運動に不安を持っている方々から重宝されています。
運動したくても出来なかった人にとっては最高
メリットは、健康に不安がある方でも安心して通うことができる点です。
普通のパーソナルジムのトレーナーはなにも資格を持たなくてもトレーニングを行うことができますが、理学療法士は国家資格を取得し、医療の知識を備えているので安心感は抜群です。
持病がある方こそ定期的な運動が必要な場合が多いので、これからはさらに需要が増えてくる可能性があります。
ダイエット・ボディメイクが目的の人にはあまりメリットがない
デメリットですが、身体機能に不安がある方にとっての大きなデメリットはとくに思いつきません。
ただ注意しなくてはいけないのが、理学療法とダイエットやボディメイクは全くの別物だという点です。
持病を持った人が、医学的な観点から体に支障がない範囲でトレーニングを行うことと、健康な体の人が理想の体を目指して行うトレーニングは全くアプローチが異なります。
食事の指導や筋トレの指導が目的の場合はその専門ジムを探す方が賢明かもしれません。
4.大手からの独立系パーソナルジム
独立系パーソナルジムとは、大手パーソナルジムに所属していたトレーナーが独立開業して経営しているパーソナルジムのことです。
組織で結果を残した精鋭トレーナーが、さらなる飛躍を目指して(もしくは自分のやりたいことをやるために)その知識と経験を武器に独立するパターンがこのタイプです。
まずこういったジムは、広告費をかけていない、もしくはこじんまりと営業している場合が多いので知名度が低く、あなたの目に留まる機会があまり多くありません。
しかし物件や機材を揃えるだけの資金力があり、周りを巻き込むだけの熱意と実力があり、且つ独立後も自分の力だけでお客さんを獲得できる目処が立たなければ、安定した大手ジムトレーナーの肩書きを捨てて独立するという判断はしないので、実績と熱量は組織に所属するトレーナーとは一味違います。
トレーナーの能力・実績はピカイチ
メリットは、上記の理由から実力のあるトレーナーが圧倒的に多い点です。上でも述べたように「資金力」「能力」「実績」がなければ独立開業することはとても難しいので、自分の店舗を構えているだけで、その3つをクリアしてきたトレーナーである可能性が非常に高いです。
自分にあったジムを見つけることが難しい
デメリットは、自分にあったトレーナーを見つけることが難しい点です。こじんまりと営業している場合が多く、まずあなたの目に留まる機会があまり多くありません。また独自のルールで経営しているパーソナルジムも少なくないので、無料体験などをうまく使い、自分にあっているかどうかをしっかりと見極めていくことが必要です。
以上、パーソナルジムの違いを4つの分類に分けて紹介してみました。
あなたに合うジムを見つけるための参考になれば幸いです。
良き健康ライフを!